シンガポール造幣局の歴史 | 泰星コイン<創業1967年>

HOME ウェブマガジン コインの歴史 シンガポール造幣局の歴史

シンガポール造幣局の歴史

2021年03月11日
 
Cherry Blossom Coin

目次

マレーシアから独立

シンガポール造幣局

シンガポール造幣局

 

シンガポール造幣局は1968年、マレーシアから独立した当時の財務大臣ゴー・ケンスイ(呉秀水)博士が設立したもので、当初は国内流通貨の鋳造のみを目的としていたが、以後50年以上に渡って多彩な活動を展開する中で、単なる造幣所からISO9001を始めさまざまな高品質の認定を取得した総合ビジネス企業へと変貌を遂げた。この間一貫して築きあげた蓄積を生かして、顧客に付加価値を提供してきている。こうした努力こそが、造幣局自らがビジョンとした世界的な造幣局に成長させるとともに、貨幣、記念品、心に残る特殊ギフトなどの分野においても、ライフスタイルに合った商品とサービスを手頃な価格で提供できる世界ブランドへと成長するための原動力となっている。

数多くの受賞歴

シンガポールドル裏面

先端的なセキュリティ技術、創立当初からの技術革新、目を奪う視覚的効果、そして厳しい品質管理を駆使したシンガポール造幣局の製品とサービスの質の高さ、信頼性は、広く世界中に知られている。2002 Most Technically Advanced Coin(最先端技術コイン)、2016 Most Beautiful Commemorative Gold Coin(最も美しい記念金貨)、2018 Packaging Award – Best National Set, First Place(パッケージアワード・ベストナショナルセット賞)など、優れた国際賞を数多く受賞したことで、世界一流の造幣局としての評判はさらに高まることとなった。

 

主な受賞コイン

最先端技術コイン

最先端技術コイン

2002 Most Technically Advanced Coin

「世界の不思議」コイン。動きのあるホログラムでアンコールワットをデザインした、金と銀のバイメタル硬貨。カンボジア発行(大阪での世界造幣局局長会議に於いて受賞)

 

最も美しい記念金貨

最も美しい記念金貨

2016 Most Beautiful Commemorative Gold Coin

 中国マカオの干支申(タイでの世界造幣局局長会議に於いて受賞)

 

パッケージアワード – ベストナショナルセット賞

パッケージアワード – ベストナショナルセット賞

2018 Packaging Award – Best National Set, First Place

シンガポールで初めてユネスコ世界遺産に登録された「シンガポール植物園」の記念コイン(韓国での世界造幣局局長会議に於いて受賞)

 

研究開発

シンガポール造幣局の徹底した研究開発手法は、創造的思考と相まって、例えば世界で初めて暗闇で光るコインの鋳造に成功し、「1999年銘ラオス卯年」記念コインで使用するなど、コインデザインとレイアウトに進化をもたらした。高い技術と専門性を持つ製品開発チームは、多角的潜像効果を持つコインデザインを生み出している。

 

世界初となる暗闇で光る「1999年銘ラオス卯年」コイン

世界初となる暗闇で光る「1999年銘ラオス卯年」コイン

 

 

かわいい招き猫

かわいい招き猫

 

ニウエ 2020年 招き猫 「福」と「財」
2ドルカラー銀貨 プルーフライク
重量:31.10g 品位:.999 発行枚数:3888枚

 

 

姫路城のハイレリーフ銀貨

姫路城のハイレリーフ銀貨

 

カンボジア 2020年 アジアの名所シリーズ
姫路城 5000リエル銀貨 プルーフ
重量:62.20g 品位:.999 発行枚数:2000枚

外国政府のアドバイザーも

シンガポール造幣局は、貨幣および流通貨の製作において、製品と関連サービスの概念化、デザイン、鋳造、およびマーケティングの全ての分野を網羅した、完全な総合サービスを提供できる能力を有している。さらには多くの外国政府や通貨発行当局のアドバイザーやコンサルタントとして、精密工学、鋳造能力、プロジェクトコンサルティングなどのジャンルでも、緊密な関係を保った仕事を続けてきた。

 

今日では、シンガポール造幣局は、最高品質のコインとメダルを生産できる、業界をリードする革新的な造幣局の1つに成長した。テクノロジーを活用して、流通および記念コインと収集品に高いセキュリティと革新的な機能を作成するためのハイブリッド技術を開発した。

 

高度な技術と本物のクラフト方法を融合させたシンガポール造幣局は、熟練した職人チームを維持し、人間の手で細心の注意を払ってのみ達成できる複雑な要素を有した、世界でも数少ない造幣局の1つである。

 

さらに、外国政府や通貨当局に代わって各種記念コインの鋳造を請け負う特別なサービスも提供している。専門性を生かし、企業や様々な組織向けに特別な行事や特定のテーマ、製品プロモーション用などの特製メダルの鋳造も請け負っている。

シンガポール、ブータンおよびマカオの干支コイン

 

 

シンガポール造幣局製造の干支コイン

シンガポール造幣局鋳造の干支コイン

 

シンガポール造幣局は、自国の干支コインの鋳造だけでなく、ブータンおよびマカオの干支シリーズの鋳造及びマーケティング代理店に任命されている。

 

各コインには、干支の動物と各国の魅力的な場所が描かれている。

シンガポールの干支コインには、あまり知られていない自然の風景が超高浮き彫りで描かれ、ユニークな形(花、八角形、長方形)でも鋳造されている。

ブータンは、3D効果を与える超高浮き彫りで干支の動物が刻印され、自国の様々な美しい風景も描かれているのが特徴的だ。

受賞歴のあるマカオの干支コインシリーズは、ユネスコの世界遺産であるマカオの歴史的中心部のさまざまなエリアを描いている。図柄は角張った高浮き彫りで刻印され、スワロフスキークリスタルで装飾されている。

 

シンガポール造幣局は、時代の変化とコレクターの嗜好に合わせて、更なる発展と進化を続け、高品質で革新的なコインや記念品を世界中の顧客に提供する伝統を、守り続けて行くだろう。

著者 Author
南の人
最初に入手したコインは1900年のアメリカモルガンドルでした。