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ウェッジウッド スリーグレイセス


南大西洋の英国の海外領土トリスタン・ダ・クーニャから、英国の陶磁器メーカー・ウェッジウッド(Wedgwood)が製造した初めての陶製コインが発行されました。

ご案内する陶製コインは、1817年に英国王立造幣局の彫刻師ウィリアム・ワイオンが手がけた『ジョージ3世像 1クラウン試鋳銀貨』の裏面デザインとして有名な「スリーグレイセス(三美神)」を再現しています。左から、アイルランド(ハープ)、イングランド(国旗の盾)、スコットランド(アザミの花)の3国を擬人化した優雅を象徴する3人の女神が描かれています。






今回のコインは、「ジャスパーウェア」で作られた初めてのコインです。ウェッジウッドの工場で手作りされ、公式のウェッジウッドブランドの豪華なケースに収められています。なお今回の陶製コインの発行枚数である“3000”という数字は、創業者ジョサイアが「ジャスパーウェア」を完成させるまでに試作した作品数を反映しています。










高級陶磁器ブランドであるウェッジウッド社は、「英国陶工の父」と讃えられるジョサイア・ウェッジウッドによって1759年に設立されました。世界最大級の陶磁器メーカーの一つであり、精緻なレリーフが施された「フロレンティーン」「ジャスパー」「ワイルドストロベリー」などの名作を持つ王室御用達ブランドとして知られています。ジョサイアが宝石のような陶磁器をつくろうと、1774年にカメオガラスなど古代ギリシャ・ローマ美術の形状や装飾をモチーフに考案した「ジャスパーウェア」は、現在も世界中で人気が高く、収集対象となっている陶磁器の一つです。







ウェッジウッド創業者
ジョサイア・ウェッジウッド

・─ ジャスパーウェア ─・

 「ジャスパーウェア」は、ウェッジウッド創業者のジョサイア・ウェッジウッドが独自に開発した陶磁器です。白いТ錙覆擦辰)から作られ、鉱物の酸化物を加えることで着色できます。摂氏1,250度を超える高温で焼成された素地は液体を通さず、装飾品を貼り付けて成型、装飾でき、宝石研磨用の旋盤で様々な効果を与えることもできます。

当初、この新しい陶磁器素地の開発は、未知の不純物を含んでいたため、出来上がりにバラつきを生じ、上手く行きませんでしたが、ジョサイアは試行錯誤を繰り返した末、世界中を魅了する陶磁器を誕生させました。装飾的なジャスパー作品の人気は、パステル調の色合いと18世紀末期の室内装飾の流行によって生まれましたが、ウェッジウッド社はそれをさらなる高みへ引き上げ、200年以上にわたって生産し続けています。


・─ スリーグレイセス ─・

「スリーグレイセス(三美神)」は、ウェッジウッド社では寛大さ、雄弁さ、賢さの施与者として表現されます。ウェッジウッド製のカメオ(精巧な浮彫りをした装飾品)には様々な姿で登場し、当初はウィリアム・ハックウッドによって1777年頃に成型されました。

「三美神」を描写した有名な作品としては、イタリアの彫刻家アントニオ・カノーヴァによる新古典主義の大理石彫刻があります。神話に登場する3人の女神を表現したもので、彼女たちはゼウスの娘と言われており、それぞれが若さや美しさ、歓喜、優美を象徴しています。

カノーヴァ作の彫像は、今回の陶貨のモチーフであるウィリアム・ワイオンが手がけた伝説的コイン「スリーグレイセス」の元にもなっている作品です。ワイオン作「スリーグレイセス」のコインは、現在も収集家からの高い人気を誇り、オークションなどではたびたび高額で落札されています。



ウィリアム・ワイオン作
「 スリーグレイセス
(1817年 1クラウン試鋳銀貨)」

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