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1609年8月24日、徳川家康はオランダ東インド会社が長崎の平戸で通商することを公的に許可しました。当時オランダは日本と貿易を許された唯一の国でした。それから400年間、今日までオランダと日本は貿易、投資、技術提携、文化交流プログラムなどの幅広い分野で親密な関係を築いております。
● 国土の4分の1が『海抜0m以下』
オランダ王国は、人口約1,600万人、九州とほぼ同じくらいの大きさで、欧州でも比較的小さな国です。国土の4分の1が海抜0m以下にあり、昔から風車を利用して水をくみ上げ、それを運河に流して土地を開拓してきました。
● デ・リーフデ号の漂着
日本とオランダの交流は大航海時代にさかのぼります。1598年、ロッテルダムを出港した船団の1隻、デ・リーフデ(博愛)号が1600年、臼杵湾(大分)に漂着。ここから日本とオランダの交流が始まりました。
● 鎖国時代も続いた交流
1637年の島原の乱をきっかけに、幕府はキリスト教(カトリック系)の弾圧を本格化し、鎖国に踏み切ります。しかし、プロテスタント系のオランダ人は布教を目的としていなかったため、その後も200年以上にわたって日本が交流する唯一の西洋国となります。長崎港に浮かぶ出島に居を移したオランダ人は、日本にとって世界への窓としての役目を担いました。
● オランダから伝わった学問・技術
長年の交流を通じて、オランダから様々なものが伝えられました。オランダ語で西洋の学問を研究する『蘭学』が発展しました。また治水・灌漑技術で堤防建設や護岸工事を行うなどし、国内のインフラ整備に大きな貢献を果たしました。 |


オランダ貨幣の歴史は、1567年にユトレヒトで鋳造されたときから始まりました。王立オランダ造幣局は、オランダ国内で最も歴史のある企業の一つであり、今日では外貨獲得の重要な機能を担っています。
王立オランダ造幣局は、オランダ国内の流通貨にとどまらず、国内外へ記念貨、メダルやコイン関連商品を幅広く提供しています。1999年〜2002年に初期のユーロ貨幣を鋳造し、年間あたりのユーロ鋳造量は、前オランダ貨幣ギルダーの6倍に達しました。


文久元年12月23日(1862年1月22日)、特命全権公使である正使 竹内下野守保徳、副使 松平石見守康直、目付 京極能登守高朗を筆頭とする、36名の遣欧使節団が、幕末の混乱期に修好通商条約「安政条約」の期日延期と西洋事情の調査を目的として、イギリス艦オーディン号でイギリス・オランダ・プロシア・ロシア・ポルトガル各国への約1年間に渡る訪欧の旅に出ました。この一行の中には、後に通貨論を記すこととなる福沢諭吉も傭通詞(通訳)として加わっていました。
一行が、イギリスの後に訪問したのが、オランダ王国で、盛大な歓迎を受けることとなりました。オランダ訪問の折に一行は王立オランダ造幣局を訪問し、コイン鋳造の様子を見学することとなりますが、その折に、一行の目の前でこの記念メダルがプレスされ、正使、副使、目付には銀メダル、その他は銅メダルが与えられました。
また、大公(徳川幕府・徳川家茂)に宛てて、特別な金・銀・銅のメダルのセットと、日本国内での配布用に500枚の銅メダルが与えられました。この500枚のメダルにはミントマークが刻印されておらず、そのために、容易に使節団に与えられたメダルとの区別をすることが出来たとされています。更に、日本でのこのメダルの追加の配布を考慮して、使節団には2つの極印が手渡されたとされています。
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ユトレヒトで撮影されたとされる集合写真。
左から高島祐啓(医師)、福沢諭吉(通訳)、
岡崎藤左衛門(調役並)、太田源三郎(通訳)
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左写真と同所で撮られたとされる福沢諭吉の肖像写真。筒状の入れ物でメダルを受領したらしいことから、懐のふくらみは、それを入れていると推測される。
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撮影:文久2年7月
所蔵:ユトレヒト・貨幣博物館
写真協力:東京大学史料編纂所 谷昭佳 |

2008年と2009年は、日本とオランダの両国の長きにわたる交友関係において歴史的な節目の年です。
2008年は、二国間の外交関係が樹立してから150周年にあたり、2009年は、徳川家康がオランダに公式な通商許可を与えた1609年以来、両国の通商関係が400周年を迎えます。「日本オランダ年2008-2009」祝典記念事業は、国交条約を結んだり、両国の総理大臣が握手を取り交わしたりといった、従来の行政レベルの外交活動にとどまるのではなく、両国における国民の理解と親交を深めるため、私達国民一人一人の参加により開催される祝典行事です。
日本とオランダは古来より、密接な関係にあり、双方の文化や歴史の功績が私達の生活に反映しています。
詳しくは「日本オランダ年2008-2009」ホームページ(http://www.nihonoranda.jp/)をご参照ください。
「日蘭通商400周年記念コイン」は、“オランダで生まれた作品や実績を紹介する機会を提供する”事業として、本イベントに認定されています。
親善大使 マスコット「ニオくん」

「日本オランダ年2008-2009」を記念して、日蘭の400年にわたる友好関係を祝し、両国によるコラボレーションのシンボルとして、オランダの有名作家、ディック・ブルーナ氏によりデザインされました。
東京都港区の小学校を対象に名前を応募した中で、オランダ王国大使館とディック・ブルーナ・ジャパンにより、「ニオくん」という名前が選ばれ、名付け親である3人の子供達は「日蘭ジュニア親善大使」の称号をオランダ王国大使館より授与されました。
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