■「パンダ金貨」発行の背景
1972年9月29日、北京で田中角栄・周恩来両首相が「日中共同声明」に署名し、日本と中華人民共和国の国交を結ぶことになりました。いわゆる日中国交正常化です。
パンダ金貨は、日中国交正常化10周年を記念して1982年9月、世界に先駆け日本で先行発売されました。発売当時から、パンダの愛らしいデザイン・毎年デザインが変わることなどから、全世界で絶大な人気を博してきました。今年は、日中国交正常化35周年の節目に当たり、様々な交流事業が盛んに行われています。外務省では“2007「日中文化・スポーツ交流年」”の支援を行っており、民間でも35周年を記念したツアーなどが催されています。
■パンダ(ジャイアントパンダ・大熊猫)について
ジャイアントパンダは、中国四川省山間部にのみ生息するワシントン条約で保護されている大変貴重な野生動物です。
ジャイアントパンダはその愛らしさから外交に多用され、いわゆる“パンダ外交”という言葉も生まれました。日本では1972年10月28日、日中国交正常化により、ランラン(蘭蘭・メス)とカンカン(康康・オス)が、中国から上野動物園に送られたため、日本中にパンダブームが起こりました。パンダの人気は現在でも衰えず、上野動物園以外でも神戸市立王子動物園・アドヴェンチャーワールドでその姿を見ることが出来ます。
■中国人民銀行/中国金幣総公司について
1987年に国民議会【全国人民代表大会】の承認を得て設立された中国金幣総公司は、中央銀行である中国人民銀行の下で、記念コインを扱う唯一の専門機関です。中国人民銀行の発行する記念コインを中国金幣総公司は、中国国内外の市場で販売しています。1979年以来、中国が発行したコインは10カテゴリー、1,400種類におよび、いずれも興味深い題材、斬新なデザイン、優れた鋳造技術を誇っています。
また、中国らしさを芸術的に強調したそのスタイルによって、その多くが国際コイン市場においても貨幣研究家やコイン収集家が追い求める最上級アイテムになっています。中国の記念金・銀貨は国内外で多くの賞を獲得し、中国は記念コインの有力な輸出国に数えられるようになっています。