イタリア国立造幣局 局長 ごあいさつ
このたび《トリノ2006オリンピック冬季競技大会公式記念コイン》をみなさまにご紹介できることをとても光栄に存じます。
第20回を迎える冬季オリンピック競技大会の永遠の大使となるこの格調高いプログラムの製作にたずさわることは、イタリア国立造幣局にとりまして大変に名誉なことであるのはもちろんのこと、1956年にイタリアで開催された第7回コルチナ・ダンペッツォ大会では、残念ながら公式記念コイン発行の機会に恵まれなかったことから、今回のオリンピック公式記念コインについては、これまでに類を見ない素晴らしいプログラムにしたいという強い意気込みを持っておりました。
世界最初の銀貨は、紀元前269年頃に、我がローマ人の祖先によって作られ、イタリア国立造幣局はその遺産と伝統を受け継ぎ、優れたイタリアの技能と芸術性を駆使し、より一層高い品質の製品を製作して参りました。
今回のコインは、ふたりの著名なアーチストがデザインを担当し、この精神を見事に反映させてくれました。
銀貨6種のデザインを担当したクラウディア・モモーニは、人気の競技種目をスタイリッシュかつモダンに、イマジネーション豊かに表現してくれました。ウリアナ・ペルナッザは開催地トリノの美しい町の情景と素晴らしい歴史建造物を背景に、聖火リレーの様子を金貨4種にデザインしました。
全てのコインの裏側には、今大会の公式エンブレムが刻まれており、最高の大会に恥じない最高品質の素晴らしい仕上がりになっております。
みなさまが、第20回トリノ冬季オリンピック競技大会で、私たちイタリア人の厚いおもてなしと数々のイベント同様、このコインプログラムも楽しんでいただけるものと確信しております。
イタリア国立造幣局
局 長 レナート・ヴィジェッツィ
トリノ2006オリンピック冬季競技大会 概要
第20回オリンピック冬季競技大会(2006/トリノ)は、イタリア北部の都市、ピエモンテ州のトリノを中心にその恵まれた環境を生かし、アルプスの山岳地域とトリノ市内の7地域で、7競技82種目が行われます。
●名 称 第20回オリンピック冬季競技大会(2006/トリノ)
●期 間 2006年2月10日〜26日 17日間
●開催地 イタリア・トリノ
●主 催 第20回オリンピック冬季競技大会組織委員会
●実施競技・種目 7競技82種目
●大会マスコット 「ネーベとグリッツ」
ネーベはしなやかで友好的でエレガントな雪の玉、グリッツは元気でいたずら好きな氷のかたまりです。
冬の祭典に欠くことのできない二つのエレメント《雪と氷》であるふたりが共に力を合わせてイタリアとオリンピックにとって最高の価値である友情と情熱、忠誠心と楽しみ、デザインと革新力を盛り上げていきます。
イタリア国立造幣局
イタリア国立造幣局の起源は、紀元前269年に最初の銀貨が鋳造されたローマ時代に遡ります。
1978年に国立印刷局の一部となり、現在は、1911年12月27日、国王ヴィクトル・エマニュエル3世臨席のもと竣工したVia
Principe Umbertoの工場と、1999年から稼働しているVia Gino Capponiの2つの工場があります。
この2年ですでに80億以上の新ユーロ貨を鋳造する等、国の法定通貨はもちろん、多くの外国の法定通貨の鋳造も委嘱されてきました。
また、メダル、バッジ、切手、シール、金属ラベルなどの製造も行い、国の機関のみならず民間組織にも供給しています。さらに造幣局は幅広い美術品、収集家向けのコインからメダル、彫刻品、エナメル仕上げ品や鋳造美術品まで製造しています。
造幣局は伝統的な技術を継承し、イタリアの洗練された芸術と先進的な技術が、偉大なマスター彫刻師らにより作り上げられてきました。
また、国立印刷造幣局は1907年に「美術メダル製造技術学校」を設立、世界中の造幣局から国を代表する若い芸術家を集め、貴重な技術者養成機関として貢献してきました。