【絵本作家ディック・ブルーナ】
1927 年、出版業を営む父バート・ウィレム・ブルーナと母ヨハナ・クララシャロッテ・エルトゥブリンクの長男としてオランダ・ユトレヒトに生まれました。父親の職業柄、作家たちが家に良く立ち寄り、幼い頃から本に親しむ環境でのんびり幼少を過ごしました。戦争の終わった18
歳の時には、父親との見解の相違に目覚める一方、敬愛する母親に捧げた「ヤービー」という本を執筆し、戦争と愛と死、父と息子の間に生じる誤解をテーマとして取り上げました。この本の物語は、不幸なヤービーの生涯をハッピーエンドに収めたものであり、後の絵本づくりのストーリーにも「ハッピーエンド」が息づいています。
ブルーナの若き日から今日までの道のりの中で、フランスの画家、マティスの作品(特にマティス自身がその頃試みていたコラージュと言う技法を用いた作品)に出会い感銘を受けた事が彼の作品スタイルに大きな影響を与えました。
1952 年以来、ディック・ブルーナの創作した絵本は、100 タイトル以上におよび、世界中で40 数カ国語にも翻訳されています。その絵本は、「シンプルな言葉」と「シンプルなイラスト」を彼独特の配色で描くことにより、子供たち自身が自由な想像を膨らませ、夢を広げることを可能にするのです。彼の創作する絵本は、国境を越え、子供たちに愛され・親しまれ、大人たちをも魅了しているのです。
【ミッフィー】
miffyは小さなウサギの女の子です。彼女の経験はそのまま小さな子供達の経験を映し出す鏡でもあるのです。彼女はおそらくディック・ブルーナの世界の中で最も有名なキャラクター(女の子)でしょう。初めてディック・ブルーナ自身がmiffyを思い描いたときにはまだ男の子か女の子かはっきりしていませんでした。でも1955年の最初の絵本でディック・ブルーナは彼女にドレスを着せ、それ以来女の子であることがはっきりしました。miffyの年齢は絵本の対象年齢(およそ0歳から6歳くらい)と同じくらいと考えられています。絵本の話によって彼女の年齢はある時は2歳、ある時は4歳、というように変えて描かれています。miffyは永遠の子供です。彼女は正直で純真で勇気があり、そしていつも新しいことに興味深々なのです。