【戴冠式】
1804年12月、ナポレオンの戴冠式が、パリのノートルダム寺院で行われました。ローマ教皇が皇帝の冠をかぶせようとするとナポレオンは両手で受けて自らの頭に載せ、さらに自身の手で妃ジョセフィーヌに冠を与えました。この場面は、ルーブル美術館に所蔵されているルイ・ダヴィッドの大作「皇帝ナポレオン1世と皇妃ジョセフィーヌの戴冠」*でも知られています。また、彼が制定した民法典「ナポレオン法典」**は今なおフランスの民法典として効力を持ち、世界各国の模範となり、日本の民法制定にも大きな影響を及ぼしました。
●表 面
戴冠式の舞台、ノートルダム寺院を背景に妃ジョセフィーヌに冠を与えるナポレオン1世。周囲に<1804年ナポレオン戴冠式>の文字と<フランス共和国>の頭文字<RF>が刻印されています。
●裏 面
現在もフランスの現行民法典として効力を持つ「Code Civil」と呼ばれる<ナポレオン法典>が描かれています。その革表紙にはノートルダム寺院が彫り込まれ、2つの塔が全面に描かれており、本物の記念碑と本が融合しています。そしてナポレオンの紋章に使われる鷲<Imperial
Eagle>、周囲に<自由・平等・博愛>の文字、発行年銘と額面。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・参 考・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
*<ダヴィッド作「皇帝ナポレオン1世と皇妃ジョセフィーヌの戴冠」>
ルーブル美術館所蔵 サイズ:621×979p(ルーブル美術館の中で2番目に大きい作品)
**<ナポレオン法典>
1804年3月21日、ナポレオンが制定したフランス民法典。200年を経た今も現行の民法典として効力を持っています。当初は<Code
civil des Francais(フランス人の民法典)>と題され、1807年9月3日の法律でナポレオン法典となり、その後何度かの改題後<Code
civil>とされましたが、現在でも<ナポレオン法典>の名が息づいています。
人(=権利の主体)、物(=権利の客体)、契約(=権利の変動)の3つを柱とする内容で、世界各国の民法典の近代化の模範となり、明治時代の日本の法典作成にも多大な影響を及ぼした。
(全2281条)
・1〜6条 前 章
・7〜515条 第1編<人>
・516〜710条 第2編<財産及び所有権のさまざまな変容>
・711〜2281条 第3編<財産所得権を取得するさまざまな仕方>1805〜06年