第四章 コインの種類プラチナ・パラジウム編
今回は金に続き収集コインの中で非常に人気の高いプラチナやパラジウムの材質に関するご説明をしたいと思います。 金貨や銀貨以外の珍しい材質のコインもこれを機会に手にしてみてはいかがでしょうか!
見比べてみるとどちらも一見同じように見え銀貨などと間違ってしまいがちです。 プラチナは灰色がかった白でパラジウムは黒っぽい銀色です。 見分ける際には額面に必ず原子記号のPt(プラチナ)Pd(パラジウム)とありますので 注意して見てみてください。 銀貨だと思って購入しようとしていざお支払いとなると銀貨の数十、数百倍以上のご請求が!なんてことも!? あるかもしれません・・・苦笑 古代エジプト時代ではその希少性を見抜き様々な装飾品に使われてきましたが、全く歴史に知られていない時代もありました。 丁度プラチナの存在が知られていない16世紀終わり頃、砂金に混ざった『ピント川の小粒な銀』(プラチナ・デル・ピント:スペイン語)と邪魔な存在として呼ばれていたために今こうしてプラチナという名称になっています。 その後ドイツの地質科学者のハンス・メレンスキーが1924年にプラチナ鉱脈を発見した事により大規模な採掘がされるようになりました。 <<プラチナの稀少性>> プラチナの産出量は有史以来ゴールドの30分の1程しかありません。3グラムのプラチナを取り出すには1トンもの原鉱石を必要とします。プラチナは最低でも純度85%以上必要で、 ジュエリー等最も多く使われている純度は90%です。 K18ゴールドの純度は75%なので、プラチナの純度が際立って高いことが分かります。 また銀と違い年月を経ても変わることなく変質変色の心配がありません。比重は21.45と重く酸や熱にも強く融点は1772℃で金の1064℃と比べ科学的にも安定した物質です。 また加工性に優れ強度と共に粘り気があるために金の3キロまではいきませんが、1グラムで2キロメートルまで引き伸ばしたり0.0002ミリの箔にする事が出来ます。 現在プラチナは世界のセレブリティや社交界の人々にとって最高の貴金属とされており、産業や工業分野でも活躍し自動車の排気ガスの浄化装置や医療などではペースメーカーなどにも使用され私たちの命を救う手助けをしてくれています。 1803年にイギリスの学者ウオラストンにより発見され、前年(1802年)話題となっていた小惑星パラス(ギリシャ語)から命名されました。また、パラジウムは白金属の中では融点(溶け始める温度)が最も低く加工しやすいため工業などで多様されています。また、貴金属の装飾品やホワイトゴールドの割り金などとしても利用されています。 <<パラジウムの稀少性>> 主にロシアと南アフリカで生産されており、供給はほぼロシア一国に依存しているのが現状です。特に近年ではロシアでの生産量が激減しているために、大変入手が困難となっており医療関係や工業製品に支障が出ています。 またパラジウムは自分の体積のの935倍もの水素を吸収する事が出来、還元触媒として利用されています。 また、プラチナやパラジウムはレアメタル(稀少金属)と呼ばれています。 レアメタルとは地球上に元々存在する量が少ない金属や量が多くとも純度の高いものを取り出す事が難しいものを一般的にレアメタルと呼びます。現在では31種類の元素がレアメタルと呼ばれており、他の金属と合わせ合金を作ることが出来る特徴をもっています。 プラチナ、パラジウムを含めたレアメタルは工業品から生活用品、ハイテク機器、などでも活躍しています。 このように記念や美術品としての魅力と材質としての魅力を兼ね備えた、プラチナ貨、パラジウム貨は大変人気なコインです。 泰星コインオンラインショップや泰星コイン誌上オークションにこれらの材質のコインも出品されますので是非一度覗いてみてください! 金貨や銀貨などの他に違ったコインを集めてみるといつもと違った雰囲気が味わえるかもしれませんね。
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