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第八章 『日本のお金〜財務省近代金貨放出について〜』

 

2005年頃からコレクターの間で話題になっている財務省の近代金貨放出ですが、近代金貨って?とお思いの方へご紹介致します!

近代金貨とは?
明治時代から第2次世界大戦以前に発行された金貨のことで、種類は旧20円、旧10円、旧5円、旧1円、新20円、新10円、新5円です。

財務省の近代金貨放出について
日本財務省は財務省が保持していた近代金貨をオークション方式を用いて売却することを発表しました。
対象は明治4年から昭和7年までに発行された本邦金貨です。売却される近代金貨は全部で約3万枚余りです。

また売却にあたり近代金貨の専門家を集い検討し会場での公開オークションと、インターネットオークション形式の2種を用いられました。出品される金貨で注目されているのは昭和7年銘の新20円金貨で、これまで市場に流通したことがなく、希少な金貨とされています。

なぜ、今回金貨が売却されるのか?
日中戦争の拡大に伴い、輸入物資の対外決済などに金が必要とされ、昭和13年に金を政府へ売却(又は献納)する運動を東京日日、大阪毎日新聞社が運動、大きな反響により翌年から政府が直接運動を行いました。これにより政府に金製品、地金、金貨幣が集まりました。(金集中運動)
これらの金貨は、戦後、連合国占領軍(GHQ)によって接収され、サンフランシスコ講和条約の発効に伴い、日本政府に返還されたもののうち、接収前から旧大蔵省に帰属していたものなどは国庫に帰属することが適切とされました。
また、金に関するものは昭和52年まで貴金属特別会計で保有してきましたが、昭和52年末に貴金属特別会計が廃止になった際に金地金は日本銀行に売却され、残った金貨は一般会計において物品として保有されてきました。
財務省(旧大蔵省)は、使用用途のないダイヤモンドを昭和41年から数年をかけて売却し、銀貨や小判も昭和57年に売却しました。
さらに銀地金などを順次売却し、最後に今回売却することになったのが近代金貨です。


公開オークション

<第1回>

平成17年10月10日(祝・月)東京麹町の東京FMホールにおいて、財務省による「第一回近代金貨公開オークション」が開催されました。旧20円金貨から新5円金貨まで出品数1,105枚、その中には過去一度も市場に出たことが無く幻といわれた昭和7年銘の新20円金貨10枚や、発行数わずか39枚の旧2円金貨明治10年銘1枚なども含まれており、収集界もその結果におおいに関心を寄せていました。
オークションは約300名の入場者を前に午前10時にスタート。明治3年銘旧20円金が520万円で落札されたのを皮切りに、スムーズにかつ熱気をもって進行され、午後8時前落札率100%、落札額合計約5億7千万円という結果をもって終了しました。昨年の売却発表以来相場が低迷していた近代金貨ですが、ほとんどの金貨が落札予想価格の最高価格を上まわる金額で落札されました。

左記以外の落札例    
旧10円金貨 明治4年 未使用 300万円
旧5円金貨 明治3年 未使用 310万円
旧5円金貨 明治29年 未使用 330万円
新20円金貨 大正8年 未使用 155万円
新10円金貨 明治43年 並品 300万円


この高値の要因には出品者が財務省であったことが挙げられるでしょう。また日本貨幣商協同組合による鑑定・状態表示も好感されたようです。全体の傾向としては、希少品や状態の良い品物が予想以上の価格で落札されていました。また財務省の保有数の多い種類の金貨も安定した価格で落札されました。


インターネットオークション
ヤフーは2005年に、財務省から近代金貨のインターネットオークション運営を受注。第1回は2445枚、第2回は3512枚と取り扱い枚数を増やしてきました。2007年1月に実施する第3回は4180枚、同年2月の第4回は4020枚とさらに拡大し、合計8200枚を取り扱いました。 第3回は、財務省の保有枚数が少ない「新20円 大正9年 極美品」、第4回は財務省が1枚のみ保有する「新10円 明治43年 並品」などを目玉にしました。

 

 

次回のコインワンポイントレッスンは引き続き日本銭近代金貨放出です!




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