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第七章 『コインの図柄の素朴な疑問10

今回も前回に引き続き、ブリタニアコインのご紹介を致します!
ブリタニアコインのご紹介は今回で3回目となります。前号をご覧になりたい方は右上のバックナンバーを見るからご覧ください。


さて、引き続きブリタニア貨の歴史をご案内致します。

〜ブリタニア〜
現在のイギリス(ブリテン島) - ブリタンニア
ブリタンニア (La:Britannia) は、ローマ帝国の属州のひとつ。ローマのブリタンニア支配は40年から410年まで及んだ。また属州のおかれた島(現在のグレート・ブリテン島)とその周辺の小群島をも指す。 ローマ皇帝ハドリアヌスが北部からの蛮族の侵攻を留めるために築いたハドリアヌスの長城が有名。

参考:Wikipedia

バドリニアヌスの西暦119のアス貨にはじめて描かれたブリタニアは正面寛衣座像で、右足を岩にかけ、頭を右手にもたれさせ、王笏をほどんど垂直に持っています。
飾りを浮き出し、大くぎで打ちつけた大きな楯がブリタニアに寄り添っています。ブリタニアは『<占領された属領>としてではなく、武装し、城壁に立って警戒を怠らず、またその故に安全な』者として描かれているのだと言われています。

後に(119年〜138年)ブリタニア像はセステルティ、デュポンディ、アスに登場しました。これらのコインでは前期のアス貨と同一ではありませんがよく似ています。
143-4年のセステルティ貨ではブリタニアは権力の宝珠と関連があり国旗を持っている(領土の守護霊)。
154-4年のドゥポンディあるいはアス貨では、力を落とした風情の座像で槍を持ち傍らに楯を配する。

143年以降、たびたびブリガンデテスなどに対して勝利を収め、記録に現れるようになりますが<元気の無い>ブリタニアは宝珠や旗の図柄と対照的になっています。

  ※セステルティ、デュポンディ、アスはお金の単位です。
単位の大きい順に
1デナリウス=4セステルティウス=16アスとなります。

また、 1デュポンディ=2アス
1アスは今でいう1ポンドぐらいです。


ローマコイン上のブリタニア像はこれが最後ではなく、コンモドゥス(180-92)その他にも登場しますが、主要形式は定まっていません。ローマの政府はブリタニアの協調的属領、時には厄介な属領という二重の役割に悩んだのではないでしょうか。



※属領とはある国に付属している領地。本国の支配下にある領土の事





<参考:月間マンスリー>

ブリタニアのデザインが現代のものになるまで どんな歴史をたどって来たのでしょうか
次回も引き続きブリタニアコインのご紹介を致します!

次回のコインワンポイントレッスンは『コインの図柄の素朴な疑問11』 です!




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