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これからコイン収集をはじめようとお考えの方や、収集の方法にちょっと行き詰まってしまった方へ。


第七章 『コインの図柄の素朴な疑問8

素朴な疑問7、8とモーツァルトの記念貨発行にちなんでご紹介致しました。
ちなみに音楽家のコイン初の図柄はベートーベンだそうです。その後自国の音楽家をデザインした
記念硬貨が続々と発行されたそうです。

話は変わりますが、今回は前回告知致しました【ブリタニア】のコインをご紹介していきたいと思います。
ブリタニアコインは武器や盾などで身を固めた女性像が大変目を惹きますが、
1987年にはCOTY賞(Coin of the Year)に選ばれ、当時では英国の初の当選で
各部門のトップを定める投票ではブリタニアは最高金貨、芸術性最高貨の両部門でトップを占めていました。
その時ブリタニアは全体の票の52パーセントを占めており、
人気最高貨だったアメリカの1ドル銀貨は22パーセントでした。

表面:ラファエル・マクルーフによる図柄
裏面:フィリップ・ネイサンによる図柄
※COTY賞とは?・・・詳しくはこちら


今年英国王立造幣局はいままでの1999-2005年までの5種類の図柄を
新たに金メッキ銀貨として2006年銘で発行しました。
金貨や銀貨のブリタニアも魅力的なコインですが、いつもとはまた違い大変華やかなコインです。







ブリタニアはもともとブリテンのラテン名、つまりローマ帝国の属州であった当時の英国名です。
しかしブリテン島を表現する名称は、後にブリテンを象徴する女性擬人名称としての方が有名になり、
兜、盾、三叉のほこで身を固めた女性像が、メダルやコインなどに刻まれて、極めてポピュラーなものになりました。

イギリス通貨などにも刻まれているので、収集家にとっては既にお馴染だと思います。

ブリタニア像が初めて登場したのは、西暦119年、ローマ皇帝ハドリアヌス(117-38)のコインでした。
140年、皇帝アントニウス・ピウス(138-61)はブリタニア像コインを発行、その後皇帝のコインにもブリタニア像が刻まれています。


英国でこのブリタニア像が初めて登場したのは、スチュアート王家3代目のチャールズ2世の1667年で、
同王がメダルに刻ませ、次いで1672年に発行されたファーシング貨にも刻まれて、
以後ブリタニア像を刻んだコインは、歴代の国王の時代にも引き継がれて
発行され、今日に及んでいます。

英国王立造幣局は、地金型金貨ブリタニアの図案を発表するに際して、期日まで秘密としました。
チャールズ2世以来、歴代のコインに現れた女神ブリタニアを参照に、今度のブリタニア金貨は、どの図案に最も近いだろうかと謎をかけ続けました。
確かに金貨の図案は、英国の貿易銀として東洋を風靡したブリタニア像に似ていますが、より華麗でいかにも見事な仕上げです。
英国の守護神ブリタニアのモデルは、英国切手の艶福王、チャールズ2世の愛妾フランシーズ・テレサ・スチュアートだといわれています。チャールズ2世は、愛人、愛妾の数において歴代イングランド王随一の王として知られ、庶子は13人もいたそうです。




<参考:月間マンスリー>

次回のコインワンポイントレッスンは『コインの図柄の素朴な疑問9』 です!




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