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第七章 『コインの図柄の素朴な疑問6

先月の1月27日はオーストリアを代表する音楽家モーツァルトの生誕250周年記念でした。
オーストリアのザルツブルクでは記念演奏会、バースデー・ケーキなども出され街中で祝われたそうです。
昨日ホームページでもモーツァルトのみ取り上げてご紹介致しましたが、
今回はシリーズ発行された前作2人の音楽家のコインの図柄についてご紹介したいと思います。

フランツ・ヨーゼフ・ハイドン
2004年ウィーン3月10日にオーストラリア造幣局から偉大な作曲家シリーズの最初の50ユーロとしてヨーゼフ・ハイドンの記念金貨を発行しました。ハイドンは 数多くの交響曲、弦楽四重奏曲を作曲した父とされています。また、弦楽四重奏曲第77番第2楽章は現在、ドイツの国歌となっています。

またベートーベンとモーツァルトは共にハイドンから学び、彼の作品の上に自分の世界を作り上げていきました。
コインの図案はハイドンの肖像と彼の署名、および生年(1732-1809)が描かれており、もう一方はアイゼンシュタットのエステルハージ城が描かれています。エステルハージ城は彼が長年にわたり生活し、作曲演奏活動を行った場所です。

◇エステルハージー宮殿◇
イタリア・バロックの建築家カルロ・マルティーノ・カルローネの設計で、1672年頃古い城跡に建てられ、1797〜1805年にはフランスの建築家シャルル・モローによって歴史主義に改築され、現在はブルゲンラント州立ギャラリーとなっています。大広間は、ハイドンの要望で音響効果のため床を板張りにし木柱を用いたと伝えられ、現在はハイドン・ザールとして、コンサートが催されます。

◇エステルハージ・ニコラウス・ジョーゼフ(1714-1790)◇
1769年ノイジードラー湖の南に「ハンガリーのヴェルサイユ」エステルハージ城を築き、芸術と学問の中心とした。侯爵、将軍。
◇ハイドンの歴史◇

1732年、ハンガリー国境に近いローラウの町で生れたヨーゼフ・ハイドンはその音楽家としてのキャリアをウィーンの聖ステファン大聖堂の少年合唱隊メンバーとして始めました。 変声期を経た後、彼は演奏したり、音楽を教えたり、また作曲などをして、かろうじて生計を立てましたが、その間ずっと彼は作曲技法の勉強をしていました。

1761年、彼はエステルハージ侯爵により、アイゼンシュタットにある侯爵家の城の楽長として雇われました。その後、ハイドンは28年間にわたり、エステルハージ侯爵家に仕える一方、その名声は高まり、彼の作品はパリ、ロンドンそしてアメリカで演奏されました。

1789年までに、彼は94の交響曲を既に作曲していましたが、その多くは外からの依頼でした。

1791年から92年にかけて、58歳のハイドンは興行主のヨハン・ザロモンを伴って、英国へのコンサート・ツアーを行ない大成功を収め、オックスフォード大学は音楽の名誉博士号を彼に授けました。

1794年から95年の間、彼はロンドンに戻り、2度目の成功をツアーで収めました。
彼のロンドンにおける交響曲集は集大成になったばかりでなく、彼はまたロンドンでヘンデルの<メサイア>に比肩し得るオラトリオを書き上げました。

1798年、ウィーンの人々はハイドンの<天地創造>の初演に接することとなり、彼はまた<国王陛下万歳God Save the King>に触発されて、オーストリア皇帝のための賛歌を作曲しました。
この曲は1918年に帝政が終焉を迎えるまで、皇帝賛歌として用いられました。
晩年のハイドンは病気と高齢に悩まされ、彼の最後の作品、1803年の弦楽四重奏曲は未完のままでした。

1809年、ナポレオン軍がウィーンを占領し、フランス皇帝は偉大な作曲家の邸宅の前に儀仗兵を配置しました。それにもかかわらず、不治の病に冒されたハイドンは愛国的反抗心を高々と謳ったオーストリア皇帝賛歌を演奏するためにベッドから起き上がりました。
この偉大な作曲家は1809年5月31日、永眠されました。
その後、 身の毛もよだつ終章はハイドンの頭蓋骨の墓からの盗難でした。幾人かの<科学者>は頭蓋骨には天才の証しがあると信じていました。 結局、頭蓋骨は1954年にアイゼンシュタットの教会にある彼の墓にある残りの骨と再び一緒になるまで、長く悲惨な旅をすることとなったのです。

次回は最高の称号『楽聖』を持つベートーヴェンのご紹介を致します。
デザインはベートーヴェンとウィーンにあるロブコウィッツ公の宮殿ファサードです!

次回のコインワンポイントレッスンは『コインの図柄の素朴な疑問7』 です!




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