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歴史物語風で、どちらかと言へばアメリカ移民と開拓時代を背景とした映画が大好きな私でして、学生の頃ビデオなんかでよく観ていました。
ハワイ在学中の折メインに行く用ができ、まずデンバーまで飛行機に乗った時のことでした。
ロスアンゼルス空港を離陸し、スチュワーデスのお姉さま達が客席で忙しくしている頃私は、ふと下の景色を眺めて、びっくり仰天したのです。なんと見渡す限りの大草原で、それは気の遠くなる様な広大無辺の平原野でありました。
ここであの西部開拓史の数々が生まれたんだ、思いに耽っていましたがあまりにも変化のない、その風景と旅の疲れで、いつの間にか眠り込んでしまったのです。
隣の友人の動きで目をさました私は時計を見て、40分ほど眠ったんだ、と思いながら下の風景を見て又また驚きました。やっぱり同じ平原野を飛んでいるのでした。
途中イリノイで友人達三人で、とあるお店に入った時、底の浅い木箱に入ったコインを、観光風の外人客達が掻き廻しながら選んでいるので、私達もと、ガラガラ掻き廻して綺麗なものを6枚ほど買って来ました。
アメリカ先住民と、バッファローを描いた5セント硬貨で、これが私の収集コインとの最初の出会いでありました。それから18年、このごろでは世界中の立派なコインに御対面の出来るオークションの機会も増え、収集だけでなく、私達でも出品する事の楽しみが身近になって来ました。
妙な体験もしました、コイン業界で知名度もたかい定例オークションで落札したプルーフ貨未使用品を、後日同系オークションに出品するとプルーフでなかったり、「状態評価」の未使用が極美に化けたりするのです。専門店で伺ったり、機関誌などで教わったりもしますが、どうやら買う側の責任となるみたいです。
プロの舞台で、私達素人に「注意の責任」となると大変だなあと思いながら、これからもしっかりと勉強するつもりです。
毎春開催のコイン・コンヴェンションで、「状態評価」のゼミを聴いたことがあります。
それは視覚と主観的判断でされている現在の評価方法を、「応用装置」でやって仕舞うと言う、たまげた内容のものでした。完成したらそれこそコイン業界全体が大きく変わって来ると思いました。その点カプセルや、ケースで保護された「世界の新発行貨」の場合は安心です。
最近5セント貨のバッファローコインのデザインで、金貨銀貨が発売になりました。
文明という巨大なエネルギーに追いやられて仕舞った先住民の姿と、アメリカバイソンの名でかつては5,000万頭以上も生息し、先住民と共存を続けたバッファローは、ともにアメリカ開拓史歴を代表する一つとして、永遠に輝き続けるものと思います。
この「新発行貨」が欲しくてたまりません。
少しでもたしにと貯金箱「パンダ」の底をいつ開けようかと迷っている私であります。
【コメント:泰星コイン 山下】
この度はご投稿ありがとうございます。
40分も飛んでいたのにまだ大草原が広がっていたとは驚きました。
その情景が目に浮かんでくるようです。
感動的体験の後のコインとの出会いも思い出深いですね。
古くに発行されたコインの”状態”は、コイン会社に勤めて6年目になる私でも判断は難しいです。色々な年代・種類のコインに触れることよって次第に培われていくものだとつくづく感じております。
「応用装置」なるものが実現すれば、それも必要が無くなるわけですが、個人的には、人間の目で判断する世界の方が趣があるような気が致します。
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