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私の生まれる10年前のお話です。「俺はこの世の枯れ芒(すすき)」の歌が流行した昭和初期、日本は不景気で失業者があふれ、内閣の大物政治家や三井財閥の大立て物団琢磨が暗殺される事件などがありました。昭和5年(1930年)、政府はこの経済恐慌を打開するため金解禁に踏み切り、大量の金貨を発行しました。
商店を始めたばかりの私の亡父は、客集めに金貨を客に見せようと早速(新)二十円、五円(昭和5年銘)、十円(明治発行のもの)を各1枚ずつ両替してきました。父はコインの投資や趣味はなく、一時的に持っていたのもで、今となれば残念です。
コイン関係の雑誌には未流通貨などと書かれていますが、現在のように銀行前に行列しなくてもいつでも両替できました。しかし国際的に円安だったこの頃は、たちまちアメリカへ流出してドル貨に改鋳されました。昭和7年(※正しくは昭和6年12月に金の輸出禁止、紙幣による金貨への兌換停止)になって解禁は中止となりました。幻の金貨と言われる7年銘の金貨はこのため国内に残ったのでしょう。むしろ6年銘の方が両替した人も殆ど無く、既存枚数は皆無に近いのではないでしょうか?
【コメント:泰星コイン 高橋】
この度はご投稿有難うございます。
昭和の金貨発行当時に、それを手にされた方のお話を伺ったのは初めての経験です。まさに
激動の昭和史を経験されたのですね。昭和6年銘の20円金貨は現存数は非常に少ないと思われますが
アメリカなどでコレクションされているかも知れませんね。
@コインをあらゆる分野で収集してゆくと、その歴史の古さ、長さに驚
かされます。
古きは、紀元前の「古文銭」までさかのぼるのだから、びっくりします。
中でも不思議なのは「貝殻の通貨」。
刀幣なんかも、ちょくちょくコイン店やオークション、雑誌などで見かけますが、「なぜ、貝殻なのか?」がずっと子供の頃からの不思議のひ
とつでした。(あ、今でも不思議ですが)
普通に考えると、海まで行って貝殻を獲ってきてしまえば、それだけで物々交換としての「通貨」を拾えることになりますよね。
それとも特殊な巻貝かなんかで、海辺では簡単にみつからないものなのかとも類推してしまう…。
(;^_^A
とにもかくにも中国切手には、この「貝殻通貨」が図案になっているので、商用として信用されていたことなのでしょう。
貨幣の歴史〜あまりにも奥が深くて、驚きと新発見の日々が続きます。だから飽きのこないコレクションとして今もコレクターがいるのでしょうね。古き良き時代の古代のお金、誰が最初に考えたのだろう?
【コメント:泰星コイン 高橋】
この度はご投稿有難うございます。
中国の古文銭は現在でも根強い人気が有るようです。また古文銭から中国5千年の歴史に
興味を持たれた方も多いでしょう。北京オリンピックを控え、成長著しい中国は、その
コインにおいても注目されてゆくでしょう。
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