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下町に人情は生きている

私がコインに惹かれたのは、東京オリムピックの阡円銀貨と出会ったのがキッカケであった。その後次々と記念銀貨・銅貨が発行され蒐集を始めた。友人と会社からの帰途私は途中下車をして、コイン店へ向かった。已に十数年経った頃私は多くのコインを手にしていた。
友人達も、私がコイン店へ行くのを知っていたが、同好の志は誰もいなかった。そうした折に、家内が病死した。
哀しみにくれた私にとって、コイン店に向かうのは減少したが、或る日コイン店に向かった。勿論私は前よりコインの収集で好きなコインの為に家計に及ぼすのを極力避けコイン店へよりみちするのを控えていた。そして、家計に及ぼす費用節約の為大事なコインを売却することも多くなった。


そうした様子を見ていた主人が、"あんたコイン蒐集をやめた方が良い"と私を窘めた。そして、二千円札を差し出し、"お仏壇へ何か買って上げなさい"と言い添えた。私はエッと声をのみ、主人の行為に驚き、直ぐに主人の心根の優しさを覚え、"ありがとうございます"と、受け取った。単なる客の一人である私への思いやりに、涙が出る程嬉しかった。よく人町の人情云々と言われているが、流石に久々"人の情、下町の人情"に心を打たれたそして、商売はかくあるべきだと、感動した次第であった。

2007年10月24日
PN: 中山 一郎 70代男性

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