Home > 2.コイン収集 > | コイン収集の魅力 > 昭和初期の金解禁

昭和初期の金解禁

 私の生まれる10年前のお話です。「俺はこの世の枯れ芒(すすき)」の歌が流行した昭和初期、日本は不景気で失業者があふれ、内閣の大物政治家や三井財閥の大立て物団琢磨が暗殺される事件などがありました。昭和5年(1930年)、政府はこの経済恐慌を打開するため金解禁に踏み切り、大量の金貨を発行しました。

 商店を始めたばかりの私の亡父は、客集めに金貨を客に見せようと早速(新)二十円、五円(昭和5年銘)、十円(明治発行のもの)を各1枚ずつ両替してきました。父はコインの投資や趣味はなく、一時的に持っていたのもで、今となれば残念です。

 コイン関係の雑誌には未流通貨などと書かれていますが、現在のように銀行前に行列しなくてもいつでも両替できました。しかし国際的に円安だったこの頃は、たちまちアメリカへ流出してドル貨に改鋳されました。昭和7年(※正しくは昭和6年12月に金の輸出禁止、紙幣による金貨への兌換停止)になって解禁は中止となりました。幻の金貨と言われる7年銘の金貨はこのため国内に残ったのでしょう。むしろ6年銘の方が両替した人も殆ど無く、既存枚数は皆無に近いのではないでしょうか?

2007年2月28日
PN:匿名

トラックバック:0

このエントリーへのトラックバック URL
http://150.60.31.72/cmt/mt-tb.cgi/52
Listed below are links to weblogs that reference
昭和初期の金解禁 from TAISEI BLOG

Home > 2.コイン収集 > | コイン収集の魅力 > 昭和初期の金解禁

検索
Feeds

世界の記念硬貨販売!泰星コインオンラインショップ

Return to page top