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2006年ベルリン・ワールド・マネー・フェア



世界で最も多くの造幣局が集まる事で知られたBASEL WORLD MONEY FAIR(バーゼル・ワールド・マネー・フェア)と例年11 月に行われていたBERLIN NUMISMATACOIN FAIR(ベルリン・ヌミスマタ・コイン・フェア)が合同し、2 月3 日~ 5 日の間、 WORLD MONEY FAIR '06 BERLIN(2006年ベルリン・ワールド・マネー・フェア)として初めて開催された。バーゼルと違い、大都市ベルリンで開催された事もあり、例年をはるかに越える造幣局、ディーラー、コイン収集家を集め大盛況のコインショーとなった。



フェア開催初日は9時から中国の第29回北京オリンピック記念コインプログラムのプレスリリースが行われた。中国人民銀行通貨局長、IOC委員(兼ドイツオリンピック委員会会長)、北京オリンピック組織委員会副部長など早々たる面々が列席の上、コインプログラムへの期待を述べ、中国金幣総公司総経理の挨拶の後、その先陣となる第1次貨の紹 介がなされた。


<北京オリンピック記念コインの発表>
 第1次貨プログラムの構成は金貨2枚(デザインは古代の馬術とアーチェリー)とカラー銀貨4枚(デザインは子供のいろいろな遊びを描いており、それぞれ凧揚げ、馬跳び、輪回し、羽根蹴りを描く)で2006年7月に発売が開始される。 金貨の評判はまずまずであるが、銀貨についてはその評価は真二つに分かれた。肯定派は可愛らしいデザイン、そして美しいカラーなどを評価、一方否定派はオリンピック競技とは直接関係のないテーマを選んだ事がその評価を下げたようである。第2次貨は2007年、第3次貨は2008年にそれぞれ発売される。



その後10時から始まったメディア・フォーラムは終了予定を従来より遅く3時に設定し、且つ各発表者には主催者のベック会長より10分の制限時間を厳格に守るように念を押した上で、今年の「ゲスト・オブ・オナー」であるノルデイックの造幣局(フィンランド造幣局、デンマーク国立銀行、ノルウエー造幣局の総称)より開始された。

その中で特記すべきは「ゲスト・オブ・オナー」として一番バッターで登場したノルデイックの造幣局が共同で発行した「Northern Lights」(Coin set of the Nordic Mints 2006)でフィンランド、ノルウエー、スウエーデン、デンマークのコイン各1枚とオーロラをデザインした大型カラーメダルの特別セットで、このセットは2006年ベルリンコインショーを記念して2006セットのみ、且つノルデイックの造幣局ブースでのみ販売された。

今年初めてフォーラムでの発表を行った造幣局が、韓国造幣公社、イタリア国立造幣局、シンガポール造幣局と3社あり、そのいずれもの発表者が女性であった事はコイン業界にもどんどん女性が進出している事を象徴しているように思える。

今年も引き続きヨーロッパ連合のエムブレム(ユーロスター)を共有した記念貨が発行される。第3 回目となる今回のテーマは「名高い欧州の名士(Distinguished Europeanfigures)」で今年は2004 年5月よりEUに加盟した国からも参加が相次ぎ、最終的に12カ国が発行を決定した。昨年までの参加国、オーストリア造幣局、フランス国立造幣局、王立ベルギー造幣局、王立スペイン造幣局、ポルトガル国立造幣局、フィンランド造幣局、イタリア国立造幣局、王立オランダ造幣局に加え、新たな参加国としてチェコ、ハンガリー、ルクセンブルグそしてアイルランドから銀貨が発行される。
 ベルギー、ルクセンブルグ、オランダ以外は既にデザインも発表され、各コインは2月から9月にかけ随時発行される予定である。






昨年までのバーゼルコインショーに比べ、はるかに広いスペースを使用した今回の博覧会場はサッカー場をイメージした広々としたスペースに「2006年ワールドカップドイツ大会」を記念して各国より発行されているコインやメダルを、更にはそのマスコットになっているゴレオⅥの人形を所狭しと展示したFIFA Marketing & TV AGブースを筆頭に、幻想的なノルデイックの造幣局ブース、今年発行のモーツアルトコインを前面に押し出したオーストリア造幣局ブース、北京オリンピック記念貨やそのケースを並べた中国金幣総公司ブースなどかつて見られなかった奇抜なブース設定をする造幣局やディーラーもあり、来場者に楽しみを与えていた。

今回が初めてのベルリンコインショーと言う事もあり、コインショーに先立って行われたオークションは盛況で落札レベルはマーケットに比べはるかに高いレベルまで跳ね上がり、日本からも幾つかの業者が参加していたが、掘り出し物はなかなか見つからなかった様である。

今回会場となったコンベンションセンターはベルリンの中心街から車で20分以上かかる不便な場所にあり、近辺にはこれといったレストラン、商店がなく隣接のエストレル・ホテルが唯一のビジターへの食住提供の場となっており、他の選択がない事は今後改善の余地があると思われる。

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